ベトナム国旗は「赤星紅旗」と呼ばれています。
もともとは、南ベトナムの一地方で反フランスの旗印として、黄色い1つ星の赤い旗が、革命家グエン・フー・ティエンのデザインによって掲げられました。彼はのちに戦いの犠牲者となりましたが、1945年に彼の旗がベトナム民主共和国(北ベトナム)国旗として制定され、現在のベトナムの国旗の元となりました。
赤は独立革命で流された血を、5角の星は労働者・農民・兵士・知識人・青年を表しています。
ベトナム国旗の変遷
フランス領インドシナ(1883~1945年)
1887年にフランス領インドシナ連邦が成立されました。その時にベトナムはカンボジアとともに連邦に組み込まれ、フランスの植民地となりました。

1923~1945年に使用されました
ベトナム帝国(1945年)
第二次世界大戦でベトナムへ進駐した日本陸軍がベトナム独立を許可した、わずか1945年3月から同年9月までの半年間だけ存在した国家です。

1945年
南北分断(1945~1976年)
1945年9月、日本が降伏し第二次世界大戦は終わりました。直ちにホーチミンを首相とする政府を樹立して独立を宣言しましたが、ベトナムは冷戦による南北分断の時代に入りました。

金色の星が付いた赤は、南と南中部で戦っている何千人もの人々の血を象徴しています。
この旗が現在使われている国旗の元になりますが、現在のものと星の形が少し異なります。


1955~1975年
黄色は古代ベトナム皇帝の伝統的な色であり、国を象徴する色でもあります。
赤は繁栄と成功の色です。
3つの赤い縞は、3つの州(トンキン、アンナム、コチンチナ)を表しています。

1969~1976年
もともとは南ベトナム民族解放戦線の旗でしたが、後に南ベトナム共和国の国旗になりました。
ベトナム社会主義共和国(1976年~)
1976年7月2日にベトナム社会主義共和国が成立、統一ベトナムが実現して現在に至ります。
同年ベトナム国会は、国の国旗として北ベトナムの旗にいくつかの変更を加えて正式な国旗としました。

中心に星ひとつの国旗
星が使われている国旗は多数あります。その中で、五稜星(角が5つの星)が真ん中にひとつある国旗を集めました。
星は共産主義・社会主義の象徴だったり、独立や自由のシンボルだったりすることが多いです。
![]() ソマリアの国旗 | ![]() ブルキナファソの国旗 | ![]() ミャンマーの国旗 | ![]() モロッコの国旗 |
![]() ガーナの国旗 | ![]() カメルーンの国旗 | ![]() セネガルの国旗 | ![]() スリナムの国旗 |
ベトナム国旗のパーツごとの説明
通称「金星紅旗」
労働者・農民・兵士・知識人・青年
社会主義の象徴・革命で流した血
ベトナムの基礎データ
面 積 | 332,000km² |
---|---|
首 都 | ハノイ |
言 語 | ベトナム語 |
主要産業 | 農林水産業、鉱業 |
通 貨 | ドン |
ベトナム国旗のフリー素材
↓イラストACから無料でダウンロードできます。jpg、png、AI(Adobe Illustratorファイル)

![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
コメントを残す