1948年の独立のときに、かつてスリランカ内にあった国であるキャンディ国王の旗を複製したものを国旗とし、それが現在の国旗の原型となっています。
スリランカの最大民族シンハラ人の始祖は、ライオンの血をひくという神話があり、国旗にも黄色のライオンが描かれています。四隅に描かれているのは菩提樹の葉で、仏教を表しています。
また、オレンジ色の帯はヒンズー教徒タミル民族を、緑色の帯はイスラム教のムーア民族、そしてあずき色の背景はスリランカで7割の人口を占めるシンハラ民族を象徴しています。
剣を持ったライオン
スリランカの国章にもなっている剣を持ったライオンには、様々な意味が込められています。
ライオン:シンハラ人 ライオンの剣:国家の主権 ライオンの頭の巻き毛:宗教的遵守、知恵、瞑想 ライオンの尾にある8本の毛:八正道(仏教の8つの実践徳目) ライオンのひげ:言葉の高潔さ 剣の柄:水、火、空気、土の要素 ライオンの鼻:知能 ライオンの2つの前足:富の取り扱いの正しさ |
スリランカ国旗の変遷
スリランカはかつてセイロンと呼ばれ、オランダやイギリスの植民地でした。
上の旗は、イギリス東インド会社がコロンボを占拠し植民地化していたときのものです。左上カントン部にユニオンジャック、右部にセイロンの国章の入った、ブルー・エンサインの旗が使用されていました。
1948年2月4日、イギリスから自治領(英連邦王国)のセイロンとして独立しました。
1951年には、少数派であるイスラム教徒とヒンズー教徒に配慮し、緑とオレンジ色の帯が追加されました。
1972年、国名がセイロンからスリランカ共和国に変更され、多数派である仏教徒の象徴である菩提樹の葉が追加されて現在の国旗となりました。
スリランカ国旗のパーツごとの説明
シンハラ王朝のシンボル
「菩提樹」仏教を表す
イスラム教徒、ムーア民族
ヒンズー教徒、タミル民族
シンハラ民族
スリランカの基礎データ
面 積 | 65,607km² |
---|---|
首 都 | スリ・ジャヤワルダナプラ・コッテ |
言 語 | シンハラ語、タミル語、英語 |
主要産業 | 農業、繊維製造業 |
通 貨 | スリランカ・ルピー |
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[…] 参考文献 Flag of Sri Lanka Anuradhapura Kingdom スリランカの国旗 – 世界の国旗 スリランカの国旗 – Wikipedia シーターワカ王国 スリランカの国章 スリランカの国旗・首都・面積・人口・国歌を解説! スリランカ国旗の歴史・由来|世界の国旗や旗の歴史・由来・話題などの情報満載 お役立ちサイト スリランカ国旗の特徴や意味、由来、誕生年、フリーイラストや画像を徹底的に解説します スリランカの国旗 | 世界の国旗 | 世界の国旗 […]