スリランカの国旗 | 意味やイラストのフリー素材など – 世界の国旗

スリランカ国旗

スリランカの地図1948年の独立のときに、かつてスリランカ内にあった国であるキャンディ国王の旗を複製したものを国旗とし、それが現在の国旗の原型となっています。

キャンディ王国の旗
キャンディ王国の旗(1469~1815年)

スリランカの最大民族シンハラ人の始祖は、ライオンの血をひくという神話があり、国旗にも黄色のライオンが描かれています。四隅に描かれているのは菩提樹の葉で、仏教を表しています。
また、オレンジ色の帯はヒンズー教徒タミル民族を、緑色の帯はイスラム教のムーア民族、そしてあずき色の背景はスリランカで7割の人口を占めるシンハラ民族を象徴しています。

剣を持ったライオン

スリランカの国章にもなっている剣を持ったライオンには、様々な意味が込められています。

剣を持ったライオンライオン:シンハラ人
ライオンの剣:国家の主権
ライオンの頭の巻き毛:宗教的遵守、知恵、瞑想
ライオンの尾にある8本の毛:八正道(仏教の8つの実践徳目)
ライオンのひげ:言葉の高潔さ
剣の柄:水、火、空気、土の要素
ライオンの鼻:知能
ライオンの2つの前足:富の取り扱いの正しさ

 

スリランカ国旗の変遷

スリランカ国旗の変遷1875-1948
イギリス領セイロンの旗(1875~1948年)

スリランカはかつてセイロンと呼ばれ、オランダやイギリスの植民地でした。
上の旗は、イギリス東インド会社がコロンボを占拠し植民地化していたときのものです。左上カントン部にユニオンジャック、右部にセイロンの国章の入った、ブルー・エンサインの旗が使用されていました。

スリランカ国旗の変遷1948–1951
独立時の国旗(1948~1951年)

1948年2月4日、イギリスから自治領(英連邦王国)のセイロンとして独立しました。

スリランカ国旗の変遷1951–1972
スリランカの国旗(1951~1972年)

1951年には、少数派であるイスラム教徒とヒンズー教徒に配慮し、緑とオレンジ色の帯が追加されました。

スリランカ国旗
(1972年~現在)

1972年、国名がセイロンからスリランカ共和国に変更され、多数派である仏教徒の象徴である菩提樹の葉が追加されて現在の国旗となりました。

スリランカ国旗のパーツごとの説明

シンハラ王朝のシンボル

 


「菩提樹」仏教を表す

 


イスラム教徒、ムーア民族

 


ヒンズー教徒、タミル民族

 


シンハラ民族

 


スリランカの基礎データ

面  積65,607km²
首  都スリ・ジャヤワルダナプラ・コッテ
言  語シンハラ語、タミル語、英語
主要産業農業、繊維製造業
通  貨スリランカ・ルピー

スリランカのフリー素材地図

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