赤白あわせて14本のストライプと星の14条の光は、13の州と連邦政府を表しています。この数は、1957年にイギリスから独立をした当時は11の州でしたので、ストライプと光の数も11でした。当時はマラヤ連邦という国でした。

1963年に、シンガポール、イギリス保護国北ボルネオ、イギリス領サラワクがマラヤ連邦と統合し、マレーシアが成立しました。ストライプと光の数は14本になり、現在の国旗となりました。
その後、シンガポールは分離独立しましたが、国旗のストライプと光の数は変わりませんでした。
三日月は国教であるイスラム教のシンボルです。三日月と星は、マレーシアの伝統的な首長=スルタンの色である黄色で描かれています。
全体的に、アメリカの星条旗を連想させるデザインですが、その関係性は明らかにされていません。
独立当時に提案された旗
マラヤ連邦は、連邦立法評議会を通じて新しい旗のデザインコンテストを呼びかけました。そして、3つの案が一般に公開されました。
最初の案には11個の白い星があり、真ん中に2つのマレー・クリス(短剣)があり、青地の背景でした。

2番目の案は、青地の背景に交差したマレー・クリスの周りに11の星の同心円で構成されていました。

3番目の案には、11の青と白のストライプと、左上の赤いカントン部に黄色の三日月と星(五芒星)があります。

その結果、3番目のデザインが勝者として選ばれました。
ただし、マレーシアが実施した世論調査を通じて、赤い色は戦っていた共産主義を象徴する色であり、五芒星は共産主義のシンボルであったとの指摘があり、それらの変更をすることになりました。星の光とストライプの数も当時の州の数11と同一とすることになりました。
さまざまな星の形の国旗
通常、星の形というと5つの角のある五芒星を想像しますが、それ以外にもさまざまな星の形がデザインされた国旗があります。
イスラエルの国旗

中央の星はダビデの星と呼ばれ、古代イスラエル大国第2代王ダビデの文様です。
ヨルダンの国旗

この七稜星は、イスラムの聖典コーランの開扉の7節を表しています。
さらに、1つの神への信仰、人間性、謙虚さ、国民精神、美徳、社会正義、および願望をも表しています。
アゼルバイジャンの国旗

星の8つの光条は、国内のトルコ系8部族を表しています。
似ている国旗
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マレーシア国旗のパーツごとの説明
イスラム教のシンボル
スルタンの権威
ユニオンジャックに由来
独立時の14州
マレーシアの基礎データ
面 積 | 330,000km² |
---|---|
首 都 | クアラ・ルンプール |
言 語 | マレー語(国語)、中国語、タミール語、英語 |
主要産業 | 製造業、農林業、鉱業 |
通 貨 | リンギ |
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