1957年、独立の際に制定された国旗ですが、その後の政権交代で国旗が変更され、1966年に再び復活したデザインです。
アフリカで一番最初に独立を果たした、エチオピア国旗の色にならった「汎アフリカ色」の国旗です。
赤は独立のために流された血を、黄色は金鉱山など豊かな地下資源を、緑は熱帯地方の豊かな森林を表しています。
黒い星は、反植民地主義のアフリカ開放と独立のシンボルとして描かれて、「希望と栄誉の黒い星」といわれています。
ガーナ国旗の変遷
アシャンティ王国は、かつてガーナ共和国内にあった王国です。
黄色の帯は地下の鉱物資源を、緑は熱帯雨林の森林を、黒は国民を表しています。
中央の図形は、アサンテと呼ばれる王と神の黄金の御座をデザイン化したものです。
19世紀後半になると、イギリスの植民地支配が始まり、この地域はゴールドコースト(黄金海岸)と呼ばれました。
左上のカントン部にユニオンジャックのあるブルー・エンサインの旗です。右側に円形域章を配し、G.C.はゴールドコースト(Gold Coast)の意味です。
1957年にイギリスからの独立を果たしました。
国旗は、現在使われているものと同一のデザインです。
1958年に、ガーナ、ギニアによってガーナ・ギニア連合を結成しました。1961年にマリが加わってアフリカ諸国連合となりました。
連合の旗はボリビアの旗をモデルにしています。
当初は、ガーナ、ギニアを表す星が2つ描かれていましたが、マリが加わって星の数は3つになりました。
1963年にアフリカ諸国連合は崩壊しました。
国旗は、エンクルマ大統領が党首を務める会議人民党の党旗に準じた赤・白・緑の色へと変更されました。
1966年にエンクルマ大統領がクーデターで失脚し、国旗は1957年の独立当初のデザインが復活して現在に至っています。
ガーナ国旗のパーツごとの説明
汎アフリカ色の国旗
アフリカの自由、希望と栄誉の黒い星
独立闘争で流された血
豊かな鉱物資源
豊かな森林資源、農業
ガーナの基礎データ
面 積 | 239,000km² |
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首 都 | アクラ |
言 語 | 英語、アカン語 |
主要産業 | 農業、鉱業 |
通 貨 | ガーナ・セディ |
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