星の数は50個あり、これは現在のアメリカ合衆国の州の数と一緒です。通称、星条旗(the Stars and Stripes)と呼ばれています。
1775年にイギリスからの独立戦争が始まった当初は、ユニオンジャック(イギリスの国旗)のカントンに13本の赤と白のストライプの国旗を使用していました。
その後、独立宣言をした翌年の1777年6月に、今の国旗の原型となる青地に白い星と赤と白のストライプをあしらったデザインに変更されました。
独立当初、州の数は13でしたので、星とストライプの数は13でした。
それから18年後の1795年5月に、ケンタッキー州とバーモント州が加わり、州の数は15になりました。それに伴い、星とストライプの数も15に変更されました。
しかし、州が増えるたびに赤と白のストライプを増やしていくと、ピンク色に見えてしまうため、これ以降ストライプの数は13に戻され固定されました。
以後、州が増えるたびに星の数が変更されていて、これまでに27回変わっています。
お馴染みの、現在使用されている星が50の国旗は、1960年7月にハワイ州が加わって以降使用されており、歴代最長期間の使用年数です。
ちなみに、2番目に長く使用されているデザインは、アリゾナ州とニューメキシコ州が加わった、1912年7月から1959年7月まで使用された、星が48のものです。47年間ですのでこれも結構長いですね。
動画:アメリカ合衆国の国旗の変遷(2:21)
さらに州が増えたらどうなるの?
ではこの先、アメリカ合衆国の州の数が増えたら国旗はどうなるのでしょうか?
実はすでに星が51のものがデザインされています。
2019年、コロンビア特別区(ワシントンD.C.)のミュリエル・バウザー市長は、ペンシルベニア・アベニュー、米国議会議事堂とホワイトハウスを結ぶ通りに多数の51星旗を設置しました。
それほど違和感はありませんね。
似ている国旗
リベリアの国旗
青地に白い星のカントン、赤と白のストライプというアメリカ国旗によく似たこのデザインは、リベリアが元アメリカ人奴隷の国であることを示しています。
リベリアは、解放されたアフリカ系アメリカ人と元カリブの奴隷によって入植者として設立され、植民地化、国の成立、そして制御された国家であったため、旗はアメリカ国旗に似せてモデル化された世界で唯一の国旗です。
マレーシアの国旗
アメリカの国旗によく似ていますが、マレーシアはアメリカとは歴史的な繋がりを持っていないので、それを参考にしたとは考えにくいです。
もし可能性があるとすれば、イギリス東インド会社はマレーシアとアメリカの両方に影響を与えましたので、その旗がデザインの基となったのかもしれません。
アメリカ合衆国の海外領土の旗
アメリカ領サモアの旗 | アメリカ領ヴァージン諸島の旗 | プエルトリコの旗 |
アメリカ合衆国国旗のパーツごとの説明
星条旗と呼ばれる
天、または州を表している
母国であるイギリス、たくましさ、勇気
イギリスからの独立、純粋、純潔
戒心、忍耐、正義
独立当初の13州
現在の合衆国を構成する50州
アメリカ合衆国の基礎データ
面 積 | 9,629,000km² |
---|---|
首 都 | ワシントンD.C. |
言 語 | 英語 |
主要産業 | 工業、農業、金融保険不動産業、サービス業 |
通 貨 | 米ドル |
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