1851年に現在の国旗の原型が出来ましたが、1888年に中央の国章が加えられ、現在のデザインとなりました。
赤・黄・緑の横三分割旗は、大コロンビアの旗の影響です。
赤は英雄たちの血、黄色は鉱物資源、緑は森林資源を表しています。
中央の国章には、コンドル・アルパカ・パンノキ・ポトシの丘、そしてインカの象徴である太陽などが描かれています。
10の星は、現在の9つの州と、かつてボリビアの領土だったリトラル州(現在はチリが占領)を象徴しています。
中央の国章がない、市民旗もあります。
ボリビアで使用されていた旗
ブルゴーニュの十字架と呼ばれ、これはスペイン帝国の紋章です。
この地域は長らくスペインの植民地でしたので、当時のスペインの国旗が使用されていました。
1825年10月3日、ボリビア共和国が発足しました。
第2代ボリビア大統領のアントニオ・ホセ・デ・スクレは国旗の変更を命じました。
黄・赤・緑の色は現在の国旗に通じています。
1836年10月に、南北ペルーとボリビアの三国からなるペルー・ボリビア連合国が樹立されました。しかし、1839年には早くも崩壊し、二度と両国を統一することはありませんでした。
1851年10月、マヌエル・イシドロ・ベルスによって現在の国旗が制定されました。
1888年7月14日には、正式に国章と国旗について法律が定められました。
ウィファラの旗
ウィファラ (Wiphara)とは、南米アンデス地方の先住民である、アイマラ族の旗のことです。
7色の正方形を並べたカラフルでシンプルな正方形の旗です。
南米の先住民族のシンボルとして使用されることも多く、ボリビアにおいては国旗と同等の扱いとすることが憲法第2条第6項に定められています。
先住民族の権利を訴える人たちが反対運動の際に、この旗を掲げることがよくあります。
フロール・デ・パトゥフの旗
ボリビア政府の公式行事で使用される旗です。描かれているパトゥフはボリビアの国花で、東ボリビアの先住民を象徴しています。
似ている国旗
リトアニアの国旗 | ミャンマーの国旗 | ガーナの国旗 |
国旗の中に旗が描かれてるいる国旗
ボリビア国旗のほかにも、旗がデザインされている国旗は他にもあります。
ブルネイの国旗 | エクアドルの国旗 | エルサルバドルの国旗 | ドミニカ共和国の国旗 |
ハイチの国旗 | アフガニスタンの国旗 |
ボリビア国旗のパーツごとの説明
ポトシの丘、コンドル、リャマ、パンの木と太陽、州の数を表す9つの星
独立闘争で流された血、動物の王を表す
豊かな鉱物資源、鉱物の王を表す
森林資源、植物の王を表す
ボリビアの基礎データ
面 積 | 1,099,000km² |
---|---|
首 都 | ラパス |
言 語 | スペイン語、ケキュア語、アイマラ語 |
主要産業 | 鉱業、農業 |
通 貨 | ボリビアーノ |
ボリビア国旗のフリー素材
↓イラストACから無料でダウンロードできます。jpg、png、AI(Adobe Illustratorファイル)
コメントを残す