17世紀末、ピョートル1世が使節団の一員としてオランダやイギリスなどを視察しました。このときに知ったオランダの国旗をもとに、白・赤・青の横三分割旗を考案したと伝えられています。
この3色は、モスクワ大公国の紋章にも使われているため、伝統的な配色だったともいえます。ただし、色の象徴性や意味などについては諸説あり、公式には説明されていません。
1922年にソビエト連邦が成立すると、それまでの国旗は廃止されました。社会主義の象徴である赤に星、労働者を表す鎌と槌をあしらった国旗に変わりました。
1991年12月25日にソビエト連邦が崩壊し、ロシアが成立しました。そして1993年12月、国旗も以前の白・青・赤のものが復活しました。
汎スラブ主義の国々
上の地図の赤で塗られたロシア西側の地域には、スラブ人と呼ばれる民族が多くいます。このスラブ民族が多数を占めるこれらの国々の国旗には「青・白・赤」の3色が連帯のシンボル(汎スラブ主義)としてよく使われています。
スロバキアの国旗 | スロベニアの国旗 | クロアチアの国旗 | チェコの国旗 |
セルビアの国旗 | ブルガリアの国旗 | 旧・セルビア・モンテネグロの国旗 |
ブルガリアの国旗は、青の代わりに緑が使われていますが、ロシア国旗の影響を受けて作られました。
旧ソビエト連邦を構成していた国々
旧ソビエト連邦はロシアを含む15の共和国によって構成されていました。ソビエト連邦の崩壊とともに、それぞれ独立した国になりました。
ウクライナの国旗 | ウズベキスタンの国旗 | カザフスタンの国旗 | ベラルーシの国旗 |
アゼルバイジャンの国旗 | ジョージアの国旗 | タジキスタンの国旗 | モルドバの国旗 |
キルギスの国旗 | リトアニアの国旗 | トルクメニスタンの国旗 | アルメニアの国旗 |
ラトビアの国旗 | エストニアの国旗 |
ロシア国旗のパーツごとの説明
汎スラブ主義色の国旗
高貴と率直、ベラルーシ人
名誉と純潔性、ウクライナ人
愛と勇気、ロシア人
ロシアの基礎データ
面 積 | 17,075,000km² |
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首 都 | モスクワ |
言 語 | ロシア語 |
主要産業 | 鉱業、鉄鋼業、機械工業、化学工業、繊維工業 |
通 貨 | ルーブル |
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