キプロスの国旗 | 意味やイラストのフリー素材など – 世界の国旗

キプロスの国旗

キプロスの地図白地に、キプロス島の形が銅の色で描かれています。
銅の色は、キプロスが古くから銅の産地であることを表しています。
その下には、オリーブの枝飾りがデザインされています。
オリーブの枝は、ギリシャ系住民と、トルコ系住民の友好・統一の理想の形を表すとされていますが、これはまだ実現されていません。
白は、平和と自由を象徴しています。
1960年に、イギリスからキプロス島が独立する際にデザインされました。旗のデザインに関しては、十字架や三日月を描かないこと、ギリシャ国旗の青とトルコ国旗の赤は避けることという配慮がされました。

キプロス紛争

1960年の独立前からキプロスでは、ギリシャ系住民とトルコ系住民の対立が続いています。

1983年にキプロス島の北部が、トルコのバックアップを受けてキプロス共和国からの独立を宣言しました。現在、承認している国はトルコのみですが、キプロス共和国の実効支配は及んでいません。

北キプロスの旗
北キプロスの旗

国連は、このキプロス紛争を解決すべくキプロス共和国の再統一計画を提案しました。当時の国連事務総長の名をとって「アナン計画」と呼ばれています。

その中で新しい国旗の提案もありました。

国連から提案された「キプロス連合共和国」国旗
国連から提案された国旗

旗の上下には、ギリシャ系住民を表す青とトルコ系住民を表す赤があります。

キプロス国旗の変遷

イギリス領時代の旗(1881年 - 1922年)
イギリス領時代の旗(1881~1922年)
イギリス領時代の旗(1922年 - 1960年)
イギリス領時代の旗(1922~1960年)

1878年、ロシアとオスマン帝国の戦争後に開かれたベルリン会議で、オスマン側についたイギリスがその代償にキプロス島の統治権を獲得しました。
キプロス島には、カントン部にユニオンジャックのブルー・エンサインが翻りました。

制定直前の1960年4月から8月まで使われた旗
制定直前に使われた旗(1960年4月~8月)
キプロスの国旗(1960年 - 2006年)
キプロス共和国の国旗(1960年8月~2006年4月)

第二次世界大戦後の1945年、イギリスからの独立運動が高まり、1960年にキプロスは独立しました。
国旗のデザインコンベの中から、美術教師であるイスメト・グネイの案が採用されました。初期のデザインでは、キプロス島は輪郭のみでした。

キプロスの国旗
キプロス共和国の国旗(2006年~現在)

2006年にオリーブの葉のデザインが修正され、現在に至っています。

国土がデザインされている国旗

コソボの国旗

コソボの国旗

中央に黄金で国土の形が描かれています。
ただ、ロシア、中国、インドなどはこの国旗を承認していません。

 

ボスニア・ヘルツェゴビナの国旗

ボスニア・ヘルツェゴビナの国旗

黄色の逆三角形で国土がデザインされています。

 

キプロス国旗のパーツごとの説明

キプロス島

 


ギリシャ系住民とトルコ系住民の協調と平和

 


 


平和と自由を象徴

 


キプロスの基礎データ

面  積9,251km²
首  都ニコシア
言  語ギリシャ語、トルコ語
主要産業観光業
通  貨ユーロ

キプロスのフリー素材地図

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