かつては、赤一色の旗が用いられていましたが、19世紀の中ごろに左部分に白地が加えられました。
えび茶のような独特な深紅色は、赤に染められた部分が、砂漠気候の太陽の強い光で変色したため、そのまま公式の色とされたと言われています。
白とえび茶を分ける9つのジグザグは、カタールがアラブ湾岸諸国の9番目の加盟国であることを象徴しています。
現在の国旗は、1971年に英国から独立を宣言する直前に採択されました。
隣国のバーレーンの国旗とよく似ています。
公式の縦横比は11:28で、世界一横長の国旗となります。
カタール国旗の変遷
当サイトでは、一部の国旗(バチカン、スイス、ネパールなど)を除き、縦横比を2:3の国連方式に統一して掲載しています。
ただ、カタール国旗の変遷では、縦横比も時代によって変化していますので、正確に掲載しました。
この頃、この地域の湾岸諸国の旗は、赤の単色が多かったようです。
19世紀半ばごろから、この地域の貿易が盛んになってきました。
すると、赤一色の船舶の旗が、どの国なのか区別がつきにくくなったので、イギリスからの提案により、旗のデザインに白い部分を加えることになりました。
当時の国旗は手作りでしたので、正確なデザイン、色、縦横比について様々なタイプのものがありました。
また、白とえび茶の境目も、直線なのかギザギザなのかもはっきり分かっていません。
9つの尖ったギザギザ、ダイヤモンド、「カタール」と国名が追加されました。
1949年にえび茶色は公式となりました。
その後、旗のダイヤモンドや文字は削除されました。
この頃の国旗は縦横比11:30で、現在のものより横長でした。
1971年7月9日の独立の際に公式に採用されました。
縦横比を除き、1960年代の旗とほぼ同じです。
カタール国旗のパーツごとの説明
平和と清浄
独立当初の9つの行政区
元々は赤だったが色あせたこの色を採用した
カタールの基礎データ
面 積 | 11,000km² |
---|---|
首 都 | ドーハ |
言 語 | アラビア語 |
主要産業 | 石油、天然ガス |
通 貨 | カタール・リヤル |
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