旧ザイールとも呼ばれるコンゴ民主共和国は、これまでの複雑な歴史の中で、国旗が何度も変更されました。
現在の国旗は、2006年の大統領選挙の年に制定されたものです。
以前の国旗デザインをモデルに、地色が青から明るい水色に変更になりました。
水色は平和、赤は国家に殉じた犠牲者の血、黄は国の富、星は国の輝かしい未来を表しているといわれています。
コンゴ民主共和国国旗の変遷
1960年6月30日にベルギーから独立し「コンゴ共和国」が成立しました。
左側の6つの星は、当時の6つの州(赤道州、東部州、レオポルドヴィル州、カサイ州、カタンガ州、キブ州)を表しています。
独裁政権の「コンゴ民主共和国」が誕生し、1963年に国旗が改められました。
6つの星がなくなり、左上に1つの星のみとなりました。赤と黄色の帯が斜めに付け加えられました。
地色の青は希望を、星は団結を表しています。赤は国家のために流された人々の血を、黄色は繁栄を象徴しています。
この国旗は1966年にデザインが少し変更された後、1971年まで用いられました。
1971年、国名が「ザイール共和国」と改称され、国旗もデザインが変更されました。
地色が緑で、中央の黄色い円の中に、赤い火のたいまつを持った黒人の腕が描かれています。汎アフリカ色の緑・黄・赤が使われています。
この旗は、独裁政権の革命人民運動党の党旗が元となっています。
第一次コンゴ戦争により政権が倒されるまで使用されていました。
1997年に独裁政権が打倒され、現在の「コンゴ民主共和国」が成立しました。
国旗のデザインは、1960年代の独立した頃のデザインに戻りました。
2003年、地色は明るい青に変更されました。
2005年12月に新憲法が批准され、2006年2月に採択されました。
それに伴い、1963年から1971年の間に使用された国旗のデザインが復活しました。
地色の青は明るくなり、平和を表しています。
コンゴ民主共和国国旗のパーツごとの説明
輝かしい未来
平和
富
国家に殉じた犠牲者の血
コンゴ民主共和国の基礎データ
面 積 | 2,345,000km² |
---|---|
首 都 | キンシャサ |
言 語 | フランス語、キコンゴ語、チルバ語、リンガラ語、スワヒリ語 |
主要産業 | 鉱工業、石油、農業、工業用ダイアモンド |
通 貨 | コンゴー・フラン |
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