パプアニューギニアの国旗 | 意味やイラストのフリー素材など – 世界の国旗

パプアニューギニアの国旗

パプアニューギニアの地図オーストラリア領時代の1971年に、国旗のデザインが公募され、15歳の女子学生の案が採用されました。
黄色の鳥は国鳥の極楽鳥(アカカザリフウチョウ)を表しています。極楽鳥は富と幸福と親善のシンボルで、金色の羽を持ち、風を食べて生きるという伝説の中の美しい鳥です。
国旗の左に描かれている5つの白い星は、南半球を象徴する南十字星を意味しています。
また、赤と黒はパプアニューギニアの多くの部族の伝統的な色であり、赤地は太陽と国民の力を、黒地は肌の黒いメラネシア人を表現しています。

パプアニューギニア国旗の変遷

ドイツ保護領カメルーンの旗(1885~1916年)
ドイツ領ニューギニアの旗(1884〜1914年)

ニューギニア島の北東部と、いくつかの近隣の島々は、ドイツ帝国の植民地とされました。

この地には、当時のドイツ帝国の国旗が翻りました。

パプアニューギニア国旗の変遷1914〜1949年
ニューギニア領の旗(1914〜1949年)

1914年に勃発した、第一次世界大戦においてドイツが敗北しました。
ドイツ領ニューギニアは、オーストラリアの委任統治領となりました。

ブルー・エンサインに王冠とT.N.G.の文字が入った旗が使用されました。
T.N.G.はTerritory of New Guinea(ニューギニア領)の意味です。

オーストラリアの国旗
オーストラリアの国旗(1949~1965年)

1949年、オーストラリア政府は、南東部のパプア地域と北東部のニューギニア地域を統合して、オーストラリア信託統治領パプアニューギニア自治政府としました。
地域の名前は「パプアニューギニア」に変更されました。

この期間はオーストラリアの国旗が使用されました。

パプアニューギニア国旗の変遷1965〜1970年
オーストラリア信託統治領パプアニューギニア域の旗(1965〜1970年)

国際的なスポーツイベントで使用された旗です。緑の野原に赤と黄色の極楽鳥(アカカザリフウチョウ)が描かれています。

パプアニューギニア国旗の変遷1970〜1971年
オーストラリア信託統治領パプアニューギニア域の提案された旗(1970〜1971年)

パプアニューギニアの独立前、オーストラリア政府は、オーストラリアのデザイナーであるハルホルマンが考案したデザインを提案しました。
しかし、「機械的に考案された」ように見えるとして、評判はよくありませんでした。

左側には南十字星を表す白い5つの星、右側に白い極楽鳥を配した青・黄・緑の縦三色旗です。

パプアニューギニアの国旗
パプアニューギニアの国旗(1971年~現在)

1971年に、自治政府が国旗、国歌、国章などを制定しました。
国旗はデザインコンペにより選ばれ、現在に至っています。

パプアニューギニア国旗のパーツごとの説明

「極楽鳥」富と幸福と親善のシンボル

 


南十字星

 


太陽、国民の力

 


国民

 


パプアニューギニアの基礎データ

面  積463,000km²
首  都ポート・モレスビー
言  語英語、ピジン英語、モツ語
主要産業鉱業、農業、林業
通  貨キナ

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