1970年の独立の際に行われた選考会で、現在の国旗のデザインが採用されました。
明るい水色をベースカラーに、独立前の国旗で使用されていたブルー・エンサインと、盾の紋章が描かれています。
水色は太平洋を意味しています。
盾の紋章には、聖ジョージの十字、カカオの実を持つライオン、サトウキビ、ヤシの木、オリーブをくわえた鳩、バナナの房が描かれています。
イギリスの軍艦旗をモデルに作られました。
フィジー国旗の変遷
1860年代にオーストラリアとアメリカから数百人の開拓者がフィジーに押し寄せました。
その当時フィジーでは、まだ機能する政府がなかったので紛争が絶えませんでした。
そこで1865年に、入植者は政府を樹立するために、フィジーの7つの主要な先住民王国の連合を提案し、フィジー独立王国連合が結成されました。
バウはフィジーの小さな島で、本島のビティレブ島の東海岸にあります。
1850年代までに、バウはフィジー西部を支配しました。
旗は、白・紫・赤の横三分割旗で、中央に金色の太陽と光条、左上には王冠があります。
ラウ諸島とは、フィジー南東部のコロ海に散在する島嶼群で、60以上の島と環礁で構成されています。
旗は左上に赤い十字が付いた、白と赤の横二分割旗で、ポーランドの国旗に似ています。
フィジー王国は、フィジーで最初の統一された国家です。1871年から1874年までの短命で終わりました。
白と水色の縦二分割旗で、王冠を載せた赤い盾の中に、白い鳩がオリーブの枝をくわえています。
大英帝国のユニオンジャックです。
1874年10月10日に、フィジーのイギリスへの譲渡を記念して掲揚され、フィジー唯一の公式旗として3年間使用されました。
1877年から1970年まで、左上のカントン部にユニオンジャックの入ったブルー・エンサインの旗が使用されました。
右側にはフィジーの紋章がデザインされており、たびたび変更されました。
1970年に、イギリス連邦の加盟国として独立しました。
地色のブルーが明るいスカイブルーになり、右側の国章も変更され現在に至っています。
国旗変更の議論
現在の国旗に決まった1970年以降も、国旗デザイン変更の議論が何度かありました。
2005年
2005年11月30日、フィジーの最高評議会は、国旗の紋章を以前のもの(1924〜1970年)に戻すべきだとの議論をしました。
紋章には、盾の両側に2人の戦士、上部にカヌー、下のリボンには、国のモットーである “Rerevaka na kalou ka doka na tui(神を恐れて女王を敬う)” と書かれています。
2015年
2015年2月3日、フランク・バイニマラマ首相は、フィジーの国旗を変更するとの発表をしました。
独立45周年である2015年10月11日に新デザインの国旗を掲げることを目的として、デザインコンペを開催しました。
コンテストの間、2,000以上のデザインが集まり、2015年6月9日にフィジーの国家国旗委員会によって23の最終候補が選ばれたものの、決定には至りませんでした。
そして、2016年のリオデジャネイロオリンピックにおいて、7人制ラグビーでフィシーが金メダルを獲った際に、国民が現在の国旗を振っていることに感激し、国旗を変更する計画を放棄すると発表しました。
以下に、最終的に残った23案の中からいくつかを抜粋しました。
フィジー国旗のパーツごとの説明
ブルー・エンサインの国旗
イギリス連邦の一員であることを表す
旧宗主国イギリス王室を表すライオンの下にイングランドを表す赤十字、
フィジー諸島を象徴するヤシの木、サトウキビ、バナナ、オリーブの葉をくわえた鳩
太平洋
フィジーの基礎データ
面 積 | 18,000km² |
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首 都 | スバ |
言 語 | 英語、フィジー語、ヒンディー語 |
主要産業 | 観光、砂糖、衣料 |
通 貨 | フィジー・ドル |
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