オーストラリア領時代の1971年に、国旗のデザインが公募され、15歳の女子学生の案が採用されました。
黄色の鳥は国鳥の極楽鳥(アカカザリフウチョウ)を表しています。極楽鳥は富と幸福と親善のシンボルで、金色の羽を持ち、風を食べて生きるという伝説の中の美しい鳥です。
国旗の左に描かれている5つの白い星は、南半球を象徴する南十字星を意味しています。
また、赤と黒はパプアニューギニアの多くの部族の伝統的な色であり、赤地は太陽と国民の力を、黒地は肌の黒いメラネシア人を表現しています。
パプアニューギニア国旗の変遷
ニューギニア島の北東部と、いくつかの近隣の島々は、ドイツ帝国の植民地とされました。
この地には、当時のドイツ帝国の国旗が翻りました。
1914年に勃発した、第一次世界大戦においてドイツが敗北しました。
ドイツ領ニューギニアは、オーストラリアの委任統治領となりました。
ブルー・エンサインに王冠とT.N.G.の文字が入った旗が使用されました。
T.N.G.はTerritory of New Guinea(ニューギニア領)の意味です。
1949年、オーストラリア政府は、南東部のパプア地域と北東部のニューギニア地域を統合して、オーストラリア信託統治領パプアニューギニア自治政府としました。
地域の名前は「パプアニューギニア」に変更されました。
この期間はオーストラリアの国旗が使用されました。
国際的なスポーツイベントで使用された旗です。緑の野原に赤と黄色の極楽鳥(アカカザリフウチョウ)が描かれています。
パプアニューギニアの独立前、オーストラリア政府は、オーストラリアのデザイナーであるハルホルマンが考案したデザインを提案しました。
しかし、「機械的に考案された」ように見えるとして、評判はよくありませんでした。
左側には南十字星を表す白い5つの星、右側に白い極楽鳥を配した青・黄・緑の縦三色旗です。
1971年に、自治政府が国旗、国歌、国章などを制定しました。
国旗はデザインコンペにより選ばれ、現在に至っています。
パプアニューギニア国旗のパーツごとの説明
「極楽鳥」富と幸福と親善のシンボル
南十字星
太陽、国民の力
国民
パプアニューギニアの基礎データ
面 積 | 463,000km² |
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首 都 | ポート・モレスビー |
言 語 | 英語、ピジン英語、モツ語 |
主要産業 | 鉱業、農業、林業 |
通 貨 | キナ |
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