しかし今では、鉛鉱山の産業も衰え、それに代わって酪農が盛んに行われるようになりました。現在、牛乳の生産量が毎年全米上位となっているほどです。
また、7000以上もの渓谷や川などの、美しい観光資源に恵まれている土地でもあるため、バケーションをゆっくりと過ごす人たちの人気の観光地となっています。
「Forward(前進)」を州のモットーに掲げており、積極的な企業誘致も行っているのですが、世界的にファンの多い「ハーレーダビッドソン」もウィスコンシン州を拠点としています。そのため、スノーモービルなどのモータースポーツが盛んに行われており、州内を流れる「イーグル川」が凍結する冬の時期、「スノーモービルの聖地」と呼ばれているほどなのです。
ちなみに、アメリカで最初に水力発電所が作られたのがウィスコンシン州であり、タイプライターが発明されたのもこの州です。