「法より平等」を州のモットーとして掲げており、仲間を大切にする州民性が伺えます。大平原を活用した農業が盛んに行われており、「Cornhusker State(トウモロコシの皮をむく人の州)」というニックネームからも分かる通り、主にトウモロコシや小麦などの穀物栽培が有名です。
ネブラスカ州は、かつて「The Great American Desert(大いなるアメリカの砂漠)」と呼ばれており、太陽光が非常に強く、厳しい環境での農作業を行ってきました。そのため、水分と塩分補給を目的とした、世界で初めての栄養ドリンク「Kool-Aid」が発明された土地でもあります。
ちなみに、かつては「大いなる砂漠」と呼ばれたネブラスカ州ですが、農業用水にはまったく困りませんでした。当時のネブラスカの人々は、「ネブラスカの地下には、巨大な地底湖がある」と信じていたのです。また、後の研究で、地底湖の存在は科学的に証明されることになり、その大きさはアメリカで最大の規模と分かったのです。