ウズベキスタンは旧ソ連の構成国で、二重内陸国というまわりを内陸国に囲まれている国です。国境線を2つ超えないと海に達することのできない二重内陸国は、世界で2つしかなく、一つはウズベキスタンでもう一つはヨーロッパにある小国のリヒテンシュタインです。北緯37度から46度あたりにあり、ユーラシア大陸のほぼ中央に位置しています。大陸性の気候が影響し、夏の平均最高気温は40℃近くで、冬の平均最低気温は氷点下23℃ほどとなり、差が非常に大きいです。降雨が少なく河川も少ないため、農業は河川流域を中心に行われています。
ソ連時代からの名残りにより、綿花を中心に栽培されていて繊維産業が経済を支えています。また、天然ガスや原油、ウラン等の採掘が可能で、それらの輸出も行われています。
ウズベキスタンの国民の約9割がイスラム教徒ですが、旧ソ連であったこともあり、衣食に関しては厳しく戒律を守る必要がある風潮ではありません。
国内の交通手段は飛行機の国内線をはじめ、バスや鉄道などの路線も充実しています。首都のタシケントには地下鉄やトラム(路面電車)もあります。