アラビア半島の東の端にある、日本の5分の4ほどの国土の国です。北緯16度から26度あたりに位置し、国土の大半が砂漠地帯となっています。国の北側にありオマーン湾に面している首都のマスカットの気候は、夏は非常に気温が高くなり平均最高気温が約40℃になります。冬にあたる時期でも平均最低気温が約17℃前後と温暖で寒くなることはありません。砂漠地帯で雨が少ないが、海に面している地域は湿度が高いのも特徴です。
オマーンの経済は石油に恵まれていることもあり、輸出の大半を原油が占めます。原油の輸出や関連設備の整備により経済が大きく発展しました。また、国土の大半が砂漠であるにもかかわらず点在するオアシスで農業を行っており、国民の1割程度は農業従事者です。ナツメヤシやジャガイモの生産を中心に、日本に向けてのサヤインゲンの生産も行われています。
過去の国王が退位後に日本人と結婚した経緯もあり、経済分野だけでなく文化的にも強い結びつきがある国です。