マレーシアは東南アジアにある国で、ユーラシア大陸の一部であるマレー半島の南部の地域と、世界で3番目に広い島であるボルネオ島の北部の地域が主な国土です。国土面積は日本の約9割ほどの広さがあります。首都のクアラ・ルンプールは北緯3度、東経101度付近のマレー半島の南西部にあります。国土全体が熱帯性の気候に属していて、クアラ・ルンプールは年間を通して最高気温が32℃前後、最低気温が23℃前後と温暖です。年間降水量は2400mmほどあり乾季もないので、年中高温多湿となっています。
マレーシアの主な産業は製造業や農林業、鉱業です。製造業においては自動車製造や重工業に力を入れています。鉱業においてはスズ鉱の採掘が中心となっていて、その他には金やボーキサイト、原油、天然ガスの採掘がおこなわれています。日本もマレーシアから天然ガスを輸入しています。農林業においてはゴムがメインとなっています。
マレーシアでは国教としてイスラム教が定められていますが、移民の多い国なので仏教徒やヒンドゥー教徒の割合も多くなっています。