トリニダード・トバゴは南アメリカ大陸の北部、北緯10度、西経61度付近のカリブ海に浮かぶ島国で、トリニダード島とトバゴ島といくつかの小島によって構成される国です。国土面積は日本の千葉県とほぼ同じくらいの広さです。首都のポートオブスペインはトリニダード島の北東部の海岸沿いにあります。平均気温は年間を通して25℃前後で温暖な気候です。
トリニダード・トバゴの主要な産業は鉱工業や観光、農業です。近隣の諸国の中では唯一石油が天然ガスの採掘が可能で、そのためそれらの輸出が大部分を占めています。また、アスファルトの鉱脈もあります。以前はサトウキビを栽培し砂糖の輸出が行われていましたが、現在ではサトウキビは栽培しておらず、柑橘類やココアが栽培されています。観光業はトバゴ島においてとくに盛んになっています。
国民はアフリカ系を由来としている住民やインド系、中国系と多岐にわたっているため、信仰されている宗教は、カトリック教やヒンドゥー教、イスラム教など様々です。