
サントメ・プリンシペはアフリカ大陸西側の大西洋のギニア湾にある島国で、日本の香川県の約半分程の国土面積の国です。サントメ島とプリンシペ島と周辺の小島によって構成される国で、首都のサン・トメはサントメ島にあります。北緯1度あたりにある国で、年間平均気温は約27℃ほどです。降水量も多いため、年間を通して高温多湿となっています。ただ、海に囲まれていることもあり、極端に気温が高くなることは少なく、32℃を超えることはほとんどありません。
主な産業は農業で、輸出用の農産物としてカカオが生産され輸出されています。そのほかにもココナツやタロイモ、バナナなどの栽培もおこなわれていますが、これらは自給用です。ギニア湾に浮かぶ島ということで石油の採掘が期待されますが、他の国との関係もあり開発されないままでした。近年になって海底油田の開発が始まり、最貧国からの脱却を期待されています。
人口のほとんどは首都のあるサントメ島に集中しています。国民の大半がキリスト教徒でその中でもカトリックを信仰している人が多いです。