ナイジェリアはアフリカ大陸の西部にあるギニア湾に面した国で、国土面積は日本の約2.5倍の広さがあります。北緯4度から14度付近に位置し、首都のアブジャは国土のほぼ中央にあります。国の南部は熱帯性の気候に属し降雨も多いですが、北部は乾燥地帯となっています。アブジャの気候は年間を通して平均最高気温が33℃前後、平均最低気温が20℃前後となっています。特に乾季にあたる11月から3月にかけて、気温が高くなる傾向があります。
ナイジェリアの主要な産業は、石油や天然ガスの採掘・輸出と農業です。世界有数の産油国で、ナイジェリア経済の大きな割合を占めています。そのため、石油依存体質になりすぎて、近年では農業が衰退してしまっている問題もあります。それでも、カカオは農業分野においては重要な商品作物となっています。
ナイジェリアではイスラム教徒が約5割、キリスト教徒が約4割となっていますが、国の北部の方ではイスラム教徒がほとんどで、南部の方ではキリスト教がほとんどとなっています。