モザンビークはアフリカ大陸の南東部に位置する国で、国土の東側がインド洋に面しています。南緯10度から27度付近にわたる南北に長い国で、国土面積は日本の約2.1倍の広さがあります。首都のマプトは国土のほぼ南端で、海沿いの都市です。気候は国土のほとんどが熱帯性の気候に属していて、マプトは年間を通して最高気温が27℃前後、最低気温が18℃前後と比較的過ごしやすくなっています。年間降水量は800mm程度で、6月から8月はやや乾季にとなります。
モザンビークの主な産業は鉱業や漁業、アルミ精錬です。鉱業においては、鉄鉱石やマンガン、チタンなどの採掘がおこなわれています。漁業においてはエビがメインとなっていて、それは日本にも輸出されています。アルミ精錬は、原料を輸入して南アフリカからの安い電力を用いて精錬を行い輸出しています。一見すると経済的に豊かな国に見えますが、実際は最貧国の一つとなっています。
モザンビークではカトリック教やイスラム教、ザイオニスト教などが信仰されていますが、どれか一つが突出していることはありません。無宗教者も多くいます。