モロッコはアフリカ大陸の北西部にある大西洋に面した国で、国土面積は日本の約1.2倍の広さがあります。北緯27度から36度付近に位置し、首都のラバトは国土の北西部、大西洋沿いにあります。国土のほぼ中央を東西にはしるアトラス山脈を境に大きく気候が異なります。首都のラバトはアトラス山脈の北側にあり、気候は夏場の平均最高気温が28℃前後、冬場の平均最低気温は8℃前後となっています。年間降水量は450mmほどありますが、夏場はほとんど雨が降らず乾燥しています。
モロッコの主な産業は農業や鉱業、工業です。農業においては、オリーブやアサ、テンサイ、オレンジなどが栽培されています。鉱業においてはリン鉱石や鉛、コバルト、天然ガスの採掘がおこなわれています。工業は、オリーブやブドウを中心とした食品工業や、繊維産業も盛んとなっています。漁業もおこなわれていて、獲れたタコは日本に輸出されています。
モロッコではイスラム教が国教に定められていて、国民のほとんどがイスラム教徒ですが、他の宗教が禁止されているわけではありません。