リビアはアフリカ大陸の北部にある地中海に面している国で、国土面積は日本の約4.6倍もの広さがあります。北緯20度から33度付近に位置し、首都のトリポリは国土の北西部、地中海に面したところにあります。国土のほとんどが砂漠に覆われ、地中海に面した沿岸部にわずかに緑がみられる程度です。トリポリは地中海性の気候に属していて、夏場の平均最高気温が32℃前後、冬場の平均最低気温が9℃前後と温暖です。年間降水量は300mm程度で、5月から8月にかけてはほとんど雨が降りません。
リビアの主な産業は石油と重工業です。アフリカ最大の埋蔵量を誇る油田があることと、人口が多くないこともあり、アフリカの中ではとても裕福な国となっています。近年は石油で得た収入を製鉄やセメントの工場などの建設にあて、産業の多角化を目指しています。また、漁業もおこなわれていて、日本へマグロの輸出を行っています。
リビア国民のほとんどがイスラム教のスンナ派を信仰しています。