コモロはインド洋上にあるアフリカ大陸とマダガスカル島に挟まれた海域にある島国です。国土全体の面積は東京都の面積と同じくらいで、南緯12度付近に位置しています。首都のモロニはグランドコモロ島にある熱帯性の気候が当てはまる都市で、平均最高気温は年間を通して29℃前後、平均最低気温は22℃前後となっています。雨が降る日が多く年間降水量は約2700mmにも達します。
コモロの経済は農業が中心で、国民の8割が農業従事者となっています。主要な農産品はバニラやクローブなどの香料で、工業は農産物の加工をするくらいです。クーデターがたびたびおこったり、教育水準が高くないこともあり、外国からの援助に頼る状況が続いています。そのため、世界最貧国の一つとされています。
コモロの民族構成はアフリカ系黒人やアラブ人が大変で、国民のほとんどがイスラム教徒で、国教にも定められています。首都のモロニには国際空港や港が設置されています。