中央アフリカはアフリカ大陸の中央にある内陸国で、国土面積は日本の約1.6倍の広さがあります。北緯2度から11度あたりに位置し、首都のバンギは国土の南端のコンゴ民主共和国との国境付近にあります。熱帯の気候に属する地域で、バンギは年間を通して最高気温が29℃前後、最低気温が22℃前後と暑い地域となっています。
中央アフリカの主な産業は農業や鉱業です。農業においては綿花やコーヒーなどを栽培し輸出を行っています。鉱業においてはダイヤモンドやウラン、金などを採掘し輸出しています。日本も中央アフリカから木材やみつろうを輸入し、自動車や工具類の輸出を行っています。中央アフリカは、国内の政治不安や内陸国という立地の点において輸送において不利なため、資源は豊富であるにもかかわらず経済の発展は進んでいないのが現状です。
宗教は、伝統宗教とプロテスタントとローマカトリックが同じくらいの割合で信仰され、次いでイスラム教が多くなっています。