ハンドメイド品の販売で稼ぐ

アクセサリーやファッション、インテリア小物など、ハンドメイド品を作るのを趣味にしている方は、これを販売してみるのはいかがでしょうか。

それが収入になる嬉しさもありますが、何よりも自分の作品が売れたときの喜びは、なにものにも代え難いものです。

人気作家になれば、本業で食べていけるだけの収入を得る人もいます。実店舗から販売したいとの話がきたり、アクセサリー作りの講師になる人もいます。

ハンドメイド品を販売することに特化したサイトをハンドメイドマーケットサイトと呼びます。代表的なサイトをご紹介します。

ハンドメイドマーケットサイト3選

ハンドメイド品を売るには、メルカリやヤフオクなどのサイトもありますが、販売価格が安くなってしまいがちです。

販売のメインはハンドメイドマーケットサイトで、いつまでも売れないようなものはメルカリ、ヤフオクで叩き売るという方法が考えられます。

ハンドメイドマーケットサイト内にはライバルも多いですが、他の作家さんの作品やショップを見て刺激を受けることができます。モチベーションアップにもなりますし、売れ筋や流行りもいち早くつかめます。

代表的なサイトをご紹介します。

minne (ミンネ)

ネット大手のGMOグループが運営する、国内最大のハンドメイドマーケットサイトです。カテゴリや特集から作品を探せます。毎年作家さんを支援する取り組みとして、minneハンドメイドアワードという大会を催しています。

公式アプリ

最低出品価格：300円
販売手数料：10%

カテゴリー　(+【○○○○】をクリックすると詳しく表示されます。)

Creema 

minneに次ぐ、大手ハンドメイドサイトです。2週間ごとに約25名のクリエイターの作品が入れ替わる、Creema STOREというリアル店舗をルミネ新宿店にオープンしたり、イベントを催したりと、リアルでの交流にも力を入れています。

公式アプリ

最低出品価格：500円
販売手数料：8%～12%
※基本手数料を商品金額の12%（税別）とし、3ヶ月毎の確定売上金額に応じて決定致します。
詳しくはこちら　成約手数料・決済手数料

カテゴリー

iichi 

プロ作家を中心とする作品の質の高さが特徴です。
2012年に、アジア最大級のデザイナーズマーケットPinkoiに吸収されました。
これにより、iichiの作家の方がPinkoiを通じて、アジア全域を中心とする海外マーケットに広く作品を紹介・販売をしていくことが可能となりました。

最低出品価格：300円
販売手数料：20%

カテゴリー

作品がなかなか売れないときは・・・

作品を作って出品してみた・・・けど売れない・・・
いつまでたっても売れないと、さすがにモチベーションも下がりますよね。

作品が売れないという方はこれらのことを参考にしてみてください。

購入者層を考える

作品の売れ筋はそれぞれのサイトによって微妙に違います。その作品はどんな人たちをターゲットにするかを決めることが大切です。

あくまでも目安ですが、minneは比較的若い独身女性、Creemaはその少し上の層、ココナラハンドメイドはココナラからの流入があるので幅広い方々、iichiはこだわりの作品を求める方が多いようです。

「minneではさっぱり売れなかったけれども、Creemaに出したら売れた」なんてこともよく聞くので、複数のサイトに登録しておくのをオススメします。

リサーチをする

リサーチと言うと難しく聞こえるかもしれませんが、要はいま何が売れ筋なのかを調べることです。

それぞれのサイトには、売れている作品のランキングページなどがありますので、どんなものが売れているのかをチェックしてみましょう。

minne ⇒ 今週のランキング
ココナラハンドメイド ⇒ お気に入り順に検索
Creema ⇒ クリエイターランキング
iichi ⇒ 人気のカテゴリーと作品

季節感を出す

バレンタインデーやクリスマスなど、毎月なにかしらの行事やイベントがあります。それらをモチーフにした作品を作って出品すると売れやすいです。
ポイントは1～2ヶ月前から出品することです。

製作期間もありますから、2～3ヶ月前から準備に入ります。

月別行事

商品説明に手を抜かない

単にその作品の説明だけではなく、どんなシチュエーションで使えるのか、その作品にどんな思いを込めたのかなどを載せると効果的です。

特にアクセサリー類は金属アレルギーの方もいらっしゃるので、使用している素材は正確に記載しましょう。

写真にもひと工夫を

作品単品だけの写真だけでなく、実際に身につけているシーンや生活の中に溶け込んでいるようなシチュエーションで撮ると、購入を考えている人が自分が使っている姿を想像をしやすくなります。

手にとってみたり、使用しているところを見せるとサイズ感も分かりやすくなります。

SNSを活用する

Twitter、LINE，Facebook、Instagram、YoutubeなどSNSからの流入もバカにはできません。

全部やるのは大変ですので、それぞれの特徴を踏まえて自分にできそうなものを活用してみてください。

(以下の解説の数字はすべて国内のものです)

Twitter

利用者数が4,500万人のSNSの代表格です。140字という限られた文字数しか書けませんが、その分気軽に投稿できるともいえます。利用者は10代，20代と比較的若い層が中心です。

時間とともに情報が流れていって溜まらない“フロー型”と呼ばれるメディアです。短期間に拡散(シェア)しやすいので、新作の出品やキャンペーンの告知などに向いています。

LINE

利用者数は7,600万人で、アプリの利用率も75%を超えていて10代～40代と幅広い世代に利用されています。ただし、友人同士やグループ内でのコミュニケーションツールとしての利用が主ですので、あまり宣伝をやりすぎてしまうとブロックされてしまうリスクがあります。

こちらも“フロー型”のメディアです。宣伝はほどほどにして、購入を考えている方や購入者からのお問い合わせに向いています。

Facebook

利用者数が2,800万人で、20代の利用(52.3%)が最も多く、30代(46.6%)、40代(34.9%)と続きます。最大の特徴は実名での登録だということです。他のSNSに比べてやや閉じられたコミュニティになります。

こちらはフロー型に対して、情報が溜まっていく“ストック型”と呼ばれるメディアです。普段の作品制作の様子や作品にかける思いなど、じっくりとあなたのファンを増やしていくブランド構築に役立ててください。お問い合わせやQ&Aなどにも活用できます。

Instagram

利用者数2,900万人で、20代の利用率が52.8%と圧倒的に多く、以下10代(37.4%)、30代(32.1%)と続きます。男女別の利用率は女性31.0%男性19.4%で、女性は約3人に1人、男性は約5人に1人が利用しています。文字も使えますが主に写真の投稿がメインになります。

作品をオシャレで見栄えのいい、いわゆる“インスタ映え”するように撮って、ブランドイメージの構築や作品の宣伝に利用できます。

Youtube

月間利用者数は6,200万人で、国内ネット人口の8割は視聴経験があるとされています。言わずと知れた動画投稿サイトの代表です。

文字や写真だけでは伝えきれないことも動画であればより詳しく伝えることができます。
作品制作の様子や実際に使用しているところ、作品の特徴や材質・質感・サイズ、コンセプトなどを伝えることができます。

ただストック型のメディアですので、新作発表や期間限定品の宣伝には向きません。

まとめ

ハンドメイドマーケットサイトはどれも無料で登録できますし、まずは趣味感覚で小さく始めてみてはいかがでしょうか。

ハンドメイド品の販売は、どんな作品を作るのか、どんなブランドイメージにするのか、売り方や宣伝の仕方など工夫の余地が大きいのが面白いところでもあります。なかなかこういう副業はほかにありません。