ソマリアはアフリカ大陸の東部にあるインド洋に面した国で、国土面積は日本の約1.7倍近くあります。南緯1度から北緯11度あたりに位置し、首都のモガディシオは国土の南部の海沿いにあります。モガディシオは北緯2度付近とほぼ赤道直下で、平均気温は年間を通して27℃前後と高く、降水量は年間で400mm程度と乾燥した地域となっています。
ソマリアの経済は、20世紀後半に内戦があったことが影響しほぼ壊滅状態で、世界最貧国の一つとされています。バナナを中心とした農業やラクダや羊などの飼育がおこなわれ、バナナや家畜、皮革などが輸出されています。国内の経済が不安定なために、ソマリア近海を通る船舶に対して海賊として襲いかかり、外貨を略奪する問題も多数起きています。
ソマリアではイスラム教が国教となっていて、国民のほとんどがイスラム教徒です。イスラム教の教えを守っていることにより、アフリカ大陸の国の中ではHIVの感染率が低い国でもあります。