「欧州旗(おうしゅうき)」とも呼ばれます。
デザインは1955年に考案されました。その年の後半にヨーロッパ評議会によって、ヨーロッパ全体のシンボルとして公式に採用され、1985年には欧州共同体(EC)がこれを採用しました。
ECの後継組織となったEUもこの旗を継承したものの、EUの条約のいずれにおいても公式な地位を与えられたことはありませんでした。EUの公式シンボルとしての採択は、2004年の欧州憲法条約(第I-8条)からとなります。
旗の中央には12の星が描かれています。この12という数字は完全さや幸運、永遠を意味しています。また、地色の青は平和や友好を意味しています。
旗の原型は、ヨーロッパ各国の政府間協力組織「ヨーロッパ評議会」のものです。
いくつのか案
1950年にヨーロッパ評議会は、シンボルを採用するための諮問委員会を設置し、多数の案が検討されました。
国際汎ヨーロッパ連合旗の案 | 8つのリング案 | シングルスター案 | マダリアガの星座案 |
1953年9月25日、ヨーロッパ評議会の諮問会議は、15の金の星を持つ青いデザインを組織の旗として採用することを勧告しました。15はヨーロッパ評議会の加盟国(紛争地域であった州も含む)の数を反映しています。しかし西ドイツは15の星の案に反対し、星の数が12となった現在のデザインに決まりました。
欧州旗の影響を受けた国旗
ボスニア・ヘルツェゴビナの国旗 | コソボの国旗 |
EU加盟国27ヶ国の国旗を覚えよう! 5:02
EUの旗のパーツごとの説明
平和、友好
「12の星」 ヨーロッパ諸国の連帯、完全なもの、永久を意味する
EUの基礎データ
加盟国 |
デンマーク、エストニア、オランダ、ドイツ、ラトビア、ベルギー、チェコ、リトアニア、ルクセンブルク、スロバキア、ポーランド、フランス、ハンガリー、ルーマニア、スペイン、イタリア、ブルガリア、ポルトガル、スロベニア、ギリシャ、アイルランド、スウェーデン、フィンランド、オーストリア、マルタ、キプロス、クロアチア |
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