アラブの基本色、赤・白・黒の横三分割旗で、中央にはアラビア語で「神は偉大なり」と書かれています。文字の緑色はイスラムを象徴する聖なる色といわれています。
現在の国旗の原型は、1963年当時のバアス党政権のときに作られました。その後、フセイン政権時代、フセイン政権崩壊後と何度かデザインが変更され、2008年に現在の国旗が制定されました。
イラク国旗の変遷
イラク最初の旗は、1921年に採用されました。
これは、アラブの反乱の旗に触発された黒・白・緑のストライプと左側に赤い三角形のデザインでした。
その後すぐに、三角形の代わりに台形となり、王国の主要な民族であるアラブ人とクルド人を表す2つの白い星が付けられました。
1958年、アラブ共和国におけるエジプトとシリアの合併に対応して、イラクとヨルダンの2つのハシェミット王国がアラブ連合を設立しました。
この旗は、1964年に採用されたパレスチナの旗やバース党の旗とほぼ同一です。
しかし、7月のイラク革命によって、連邦はわずか半年ほどで終わりました。
イラク革命の後、新政府はイラクを共和制としました。
国旗は、黒・白・緑の垂直からなる新しいデザインを採用しました。
黒・白・緑、赤は汎アラブ色を表します。
中央の黄色い太陽は少数のクルド人を、その周りの赤い星は少数民族のアッシリアを表しています。
現在、このバージョンの国旗は、イラクのクルド人少数地域でのみ使用が許可されています。
1963年に政権がバアス党によって打倒された後、新しい旗としてアラブ解放旗の修正版を採用しました。
赤・白・黒の水平三色旗に3つの星があり、これはイラクがエジプトとシリアの連合に加わるという願望を象徴しています。
1991年に、旗のデザインは若干修正され、アラビア語で「アッラーは偉大なり」という言葉が星の間に追加されました。
この文字は、サダムフセインの筆跡によるものです。
2003年のイラク戦争により、フセイン政権が崩壊しました。
中央の文字は、デザイン化された書体に変更されました。
2008年1月に、3つの星を取り除いた新しい国旗が承認されました。
イラク国旗のパーツごとの説明
汎アラブ色の国旗
アッラーは偉大なり
勇気
寛容
イスラムの栄光
イラクの基礎データ
面 積 | 438,000km² |
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首 都 | バグダッド |
言 語 | アラビア語、クルド語 |
主要産業 | 石油関連産業 |
通 貨 | イラク・ディナール |
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