アメリカ中北部に位置する「サウスダコタ州」は、1889年、40番目の州として合衆国に参加しました。「ダコタ」の地名は、先住民族の1つ、「スー族」の言葉で「仲間」を意味しています。
サウスダコタと言えば、ゴールドラッシュの舞台になった場所であり、当時は土地の利権を争って、白人とインディアンとの間で争いが絶えませんでした。しかし今では、ゴールドラッシュの歴史を持つ街として、多くの観光客が訪れる場所でもあります。
ただし、経済的には非常に厳しい州であり、失業率やインディアン地区の貧困などは、サウスダコタ州が抱える大きな問題となっています。
「ラッシュモア山の州」というニックネームが付いているだけあり、ラッシュモア山は州を代表する山です。「大きな岩壁に、4人の歴代大統領の顔が刻まれている場所」と言えば知っている人も多いことでしょう。
ちなみに、「U.S.S.サウスダコタ」と呼ばれる戦艦は、「世界で最も美しい戦艦」とも呼ばれており、これもサウスダコタの観光資源の1つとなっています。