日本人にあまり馴染みのない「アーカンソー州」ですが、アメリカ中南部に位置しており、「自然の州」という愛称があるだけに、州内6つの地区が国立公園に指定されています。バケーションやキャンプをここで楽しむアメリカ人も多いことで有名です。 アルファベットでは「Arkansas」と書くため、「アーカンザス」、あるいは「アーカンソー」のどちらを正しい発音にするかで議論が行われたのですが、1881年、議会により「アーカンソー」と発音することが決まりました。 「人民の規則」を州のモットーとしているだけあり、人の和を重んじ、助け合う習慣が根付いている土地でもあります。 アメリカで唯一、天然のダイヤモンドが採掘できる州でもあり、また、「水の街」としても知られています。アーカンソー州内には、なんと総面積「60万エーカー」の湖と、総距離「9700マイル」もの河川が流れているのです。「60万エーカー」と聞いてもピンと来ないかもしれませんが、「東京23区よりも少し広いくらいの面積が湖である」と言えば分かりやすいでしょうか？そのため、湖畔のリゾート地も多く、家族連れでの旅行&避暑地として人気なのです。 ちなみに、第2次世界大戦後、日本を統治したGHQ総司令官のマッカーサーや、第42代大統領のビル・クリントンの出身地としても有名です。