トルクメニスタンは中央アジアにある旧ソ連の構成国の一つで、国土の西側でカスピ海と面しています。北緯35度から42度あたりに位置し、国土面積は日本の約1.3倍の広さがあります。首都のアシガバットは国土の南部、イランとの国境付近にあります。国土のほとんどが砂漠気候に属していて、アシガバットの夏場の平均最高気温は38℃前後、冬場の平均最低気温は氷点下1℃前後と季節によって大きく気温が変化します。年間降水量は200mm程度でそのほとんどが10月から4月の比較的涼しい時期に降ります。
トルクメニスタンの主要な産業は、鉱業や農業、牧畜業です。鉱業においては天然ガスと原油に恵まれていて、特に天然ガスは世界有数の生産量を誇ります。農業においては綿花栽培が中心となっています。また、シルクロードの遺跡が多く残っている地域ではありますが、観光業が発達しているわけではありません。
トルクメニスタンでは国民のほとんどがイスラム教スンナ派を信仰しています。