ジョージアは西アジアの黒海の東側にある、旧ソ連の構成国の一つです。日本の北海道より一回り小さい国土面積で、北緯42度付近に位置しています。首都のトビリシは、黒海から離れた内陸の南側にあります。トビリシの気候は大陸の内陸部にあるため、夏の平均気温が24℃前後と高緯度の割に暑くなり、冬は平均気温が1℃と冷えるのが特徴です。降水量はあまり多くなく年間で約500mmです。
ジョージアの経済を支えているのは、黒海観光や黒海沿岸の温暖な気候を利用した農業です。ソ連時代から黒海沿岸は保養地として有名だったため、現在でもその流れを受けて観光業が盛んです。ブドウを生産して、ワインやコニャックのアルコール飲料を製造し輸出しています。鉱業も発達していて、マンガンや銅の採掘をし、それらを加工する工業も行われています。
首都のトビリシには地下鉄やトラム(路面電車)があり、近隣国の主要都市に向かうバスのターミナルもあります。
近年、日本の大相撲界にもジョージア出身の力士が増えてきています。
2015年4月、日本政府はジョージア政府からの求めに応じて、国名呼称を「グルジア」から「ジョージア」に変更しました。