セントクリストファー・ネイビスはカリブ海に浮かぶ島国で、セントクリストファー島とネイビス島の二つの島によって構成される国です。北緯17度、西経62度付近に位置し、国土面積は東京23区の4割ほどです。首都のバセテールはセントクリストファー島の南部の沿岸にあります。年間の平均気温は27℃前後と温暖で、降水量も年間1700mm程度あります。
以前はサトウキビの生産が中心の農業国でしたが、採算が取れないことや過去の奴隷制度を思い起こさせることを理由に衰退していきました。現在では観光業や電気機械の組み立てが主要な産業となっていて、アメリカに対しいて多くの電気機械を輸出しています。ネイビス島は火山島であり温泉が湧くため、カリブの国々の中で最も古い温泉リゾートホテルがあるなど、古くからリゾート地として栄えていました。
国民の多くは、奴隷として連れてこられたアフリカ系民族を由来とした人たちで、そのため黒人が多いのが特徴です。現在では混血も進んでいます。