アフリカ大陸の南部の内陸部にある、日本の約2倍の国土面積を持つ国です。南緯8度から18度あたりに位置し、首都のルサカは国土の中央の南側にあります。熱帯性の気候の特徴が当てはまる地域ですが、首都ルサカは高地にあるため、1月の平均気温が約21℃、7月の平均気温が約16℃と、比較的過ごしやすい気候となっています。雨季と乾季があり、5月から8月が乾季にあたります。
ザンビアの経済は、鉱業が中心となっています。世界有数の銅の産地で、日本の十円硬貨にザンビア産の銅も含まれています。銅以外にも、鉛や亜鉛などの採掘がおこなわれていますが、鉱業全体において、設備の老朽化や遅れ、取引価格の下落などが重なり、経済発展が進まない状況に陥っています。
旧宗主国がイギリスということもあり、公用語が英語で、国民の大半がキリスト教徒です。
HIVに感染している人の割合が他国と比べて多いこともあり、平均寿命が約50歳にも満たないのが現状です。