セイシェルはアフリカ大陸やマダガスカル島の沖にある、南緯4度、東経55℃付近のインド洋に浮かぶ島国です。アフリカ大陸からは1300kmほど、マダガスカル島からは1100kmほど離れていて、115の島から構成される国です。セイシェルの総面積は、日本の香川県の4分の1ほどです。年間を通して、最高気温は30℃前後で最低気温は25℃前後と温暖な国です。雨季と乾季に分かれていて、6月から8月が乾季にあたります。
セイシェルの主要な産業は観光業や漁業、農業です。「インド洋の真珠」と呼ばれるほどの美しい海が広がり、欧米からの観光客が多いのが特徴です。漁業においてはマグロやエビなどの魚介類、農業においてはココナッツやコプラが輸出されていて、重要な収入源となっています。日本とも貿易関係にあり、日本はセイシェルから冷凍の魚を輸入し、日本からセイシェルには自動車を輸出しています。
セイシェルは世界最大級のゾウガメの生息地で、その点において世界自然遺産に登録されています。