カーボベルデは西アフリカにあるセネガルの沖、大陸から約375km離れた大西洋上にある島国です。9つの有人島と1つの無人島、そして8つの小島によって構成されています。国土全体の面積は日本の滋賀県程の大きさで、北緯15度あたりに位置してます。夏の平均気温が29℃前後、冬の平均気温が24℃前後で、降水量は年間合計で100㎜にも満たなく、島国で河川もほとんどないことから、深刻な水不足に悩まされています。
カーボベルデは、あまり農業に適していない国土のため、トウモロコシやサトウキビ、バナナなどが小規模に生産されています。一方で周りが海で漁場に恵まれているため、量は少ないものの国外へ輸出されています。また、近年は山がちな国土とその立地を活かし、トレッキングやマリンスポーツを目玉としたリゾート開発が行われ、観光客の誘致を積極的に行っています。
カーボベルデはもともとポルトガルの植民地だったこともあり、公用語はポルトガル語となっています。また国民のほとんどがローマ・カトリック教徒です。